府中市議会 > 2019-06-18 >
令和元年第2回予算特別委員会( 6月18日)
令和元年第2回定例会( 6月18日)

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  1. 府中市議会 2019-06-18
    令和元年第2回予算特別委員会( 6月18日)


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    令和元年第2回予算特別委員会( 6月18日)               令和元年第2回府中市議会定例会                予算特別委員会会議録  令和元年6月18日午前10時0分、予算特別委員会本市議事堂において開会した。 1 出席委員   委員長  大本千香子        副委員長  三藤 毅   委 員  芝内則明         委  員  福田 勉   委 員  森川 稔         委  員  広瀬和彦   委 員  安友正章         委  員  岡田隆行   委 員  楢﨑征途         委  員  土井基司   委 員  水田 豊         委  員  加納孝彦   委 員  山口康治         委  員  本谷宏行   委 員  加島広宣         委  員  田邉 稔   委 員  丸山茂美         委  員  棗田澄子 1 欠席委員   委 員  橘髙尚裕 1 説明のため出席した者   市長       小野申人   副市長       村上明雄   教育長      平谷昭彦   危機管理監     小寺俊昭   総務部長     粟根誠司   地域振興担当部長  後藤 勝
      健康福祉部長   唐川 平   経済観光部長    若井紳壮   観光戦略推進担当部長            森川祐司   建設部長      杉島賢治   教育部長     荻野雅裕   人事課長      皿田利光   総務課長     岡田宏子   政策企画課長    豊田弘治   財政課長     宮 康展   教育政策課長    大和庄二郎 1 事務局及び書記   事務局長     赤利充彦   議事係長      小林正樹 1 本日の会議に付した事件   議案第60号 令和年度府中一般会計補正予算(第1号)について            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前10時0分 開会 ○委員長大本千香子君) ただいまから予算特別委員会を開会いたします。  これより議事に入ります。  本特別委員会に付託されました、議案第60号「令和年度府中一般会計補正予算(第1号)について」の件を議題とします。  本案については、分科会を設けて審査いたしましたので、各分科会報告を願います。  まず、総務文教分科会三藤主査。 ○総務文教分科会主査三藤毅君) 委員長の御指名をいただきましたので、ただいま議題となっております議案第60号について、総務文教分科会における審査概要を御報告申し上げます。  なお、審査内容につきましては、重立ったもののみ御報告いたします。  議案第60号、令和年度府中一般会計補正予算(第1号)について、副市長からドローン基地整備補助金について補足説明がありました。  質疑に入り、2款総務費について、分科員から「補正予算ということで、スピード感をもって進めなければならないという事であれば、当初予算に間に合うようにスケジュールを組んで頂きたい。今すぐに決断すべきものだと市長が判断されたということであれば必要だと思うが、説明を願いたい。また、ファブラボで何が作れるのか、ドローンと打ち出しているがドローン部品製作だけなのか。また、地域おこし協力隊の方はキCAD、コンピューターグラフィックスの得意な方で、備後国府出土品についても3Dプリンターで復元されており、そういったものへの利用などパターンは色々考えられる。そういった人材との協力体制はどうなのか」という趣旨質疑があり、担当課長から「補正予算理由について、当初予算で上げている今年度の政策に向けての一つ事業の発進と捉えている。タイミング的になかなか事業の案としての練りこみができなかったことが一つあり、新事業は当初予算で上げるべきという考えも当然あると思うが、次の補正もしくは次の当初予算を待っていたらどんどん遅れてしまう。特にドローン等事業は一分一秒単位で進んでいく分野なので、より早い時期の補正予算で上げたものである。また、ドローン特化表題を上げているのは、ドローンの町ということを標榜して打ち出していくということで表題をつけている。しかし、ドローンだけでなく3Dプリンターは細かい部品、企業試作品等もできるほか、小中学生がアクセサリーやスマートフォンケースを自作することも可能で、また立体的な印字もできる。そういったものは大学誘致の会が主催するワークショップ、体験教室等で活用することを考えており、人を集める事、利用料収入の面でファブラボ運営には必要と考えている。また、協力体制について、まだ形はできていないが、ドローンものづくり関係企業と、これから話をして協力体制をとり、また、大学との連携は、技術・経験を含めて運営には協力を頂き、もしくはお互いにいい点を使いながら進めていきたい」という趣旨答弁がありました。  また、委員外議員から「来年度の予算としてこの事業を行うとすると弊害があるのか」という趣旨質疑があり、担当課長から「来年度の事業となると一年後に動き出すことになる。ドローン特化表題につけているが、こういったものは全国でも聞いていない。ファブラボと言う名称でのものづくり工房は都市を中心に数あると聞いているが、なかなかそうしたものが地方でできない中で、市も協力しながら、府中市がドローンのメッカという宣伝を含めてより早く進めていくということで今回の議会に出させて頂いた」という趣旨答弁がありました。  他の審査区分に対しても若干の質疑がありましたが、質疑を終結し、本分科会における付託区分審査を終了いたしました。  以上、まことに簡略ではありますが、総務文教分科会における審査概要を申し上げ、報告とさせていただきます。 ○委員長大本千香子君) 続いて、厚生分科会棗田主査。 ○厚生分科会主査棗田澄子君) 委員長の御指名をいただきましたので、ただいま議題となっております議案第60号について、厚生分科会における審査概要をご報告申しあげます。  なお、審査内容につきましては、重立ったもののみ御報告いたします。  3款民生費について、分科員から「保育料無償化に伴うシステム改修費として当初予算段階で600万円の予算が計上され、今回ほぼ倍額の511万円が補正計上されている。総額1,110万円は全て国費ではあるが、このような状況になった経緯を伺う」という趣旨質疑があり、担当課長から「今回の改修費は、10月から国が行う保育料無償化に伴う保育システム改修費である。当初予算の600万円は1自治体あたり基礎額として示されたもので、全額国費で検討中とのことで予算計上した。まだこの時点では10月からの保育料無償化事務フローが示されていなかった。4月末に新たな事務フローのアウトラインが示され、必要な費用を算定したところ、511万円増額総額1,110万円が必要となった。増額となった内容は、当初システム管理しなくてよかった私立の幼稚園等管理改修対象となったものである。国が想定している改修費として全額国費となる」という趣旨答弁がありました。  続いて、分科員から「府中市では4月から国に先駆けて、保育料を無償化しているが、システム改修はしているのか」という趣旨質疑があり、担当課長から「システム改修は行っておらず、システム内の保育料設定金額を0円にして対応している」という趣旨答弁がありました。  ほかにも質疑がありましたが、質疑を終結し、審査を終了いたしました。  以上、まことに簡略ではありますが、厚生分科会における審査概要を申し上げ、報告とさせていただきます。 ○委員長大本千香子君) 続いて、建設分科会山口主査。 ○建設分科会主査山口康治君) 委員長の御指名をいただきましたので、ただいま議題となっております議案第60号について、建設分科会における審査概要を御報告申し上げます。  なお、審査内容につきましては、重立ったもののみ御報告いたします。  議案第60号、令和年度府中一般会計補正予算(第1号)について、副市長から歴史的資源観光活用補助金について補足説明がありました。  質疑に入り、7款商工費について、分科員から「新規事業を当初予算ではなく補正予算とするのはなぜか」という趣旨質疑があり、副市長から、「当初予算が一年の体系であり6月補正については当初予算が成立して3ヵ月と間もないこともあり、政策系事業系は上程しないというのがこれまでの行政のスタイルであり予算説明の仕方であった。しかし、近年、経営といった観点が入ってきたこと、本来の当初予算重要性は変わるものではないが、世の中がどんどん変化しチャンスを逸してならないものについては、当初予算にとらわれることなく補正予算対応するように、発想は変わりつつある。  この様な考えや当初予算後の状況変化、今後の観光キャンペーンを控えている中、今、手を打たなければ手遅れになるという理由提案した」という趣旨答弁がありました。  引き続き、分科員から、「壁や屋根に関しては運営会社対応されるとのことであるが、庭園についてはなぜ運営会社対応ではないのか」という趣旨質疑があり、担当課長から、「歴史的・文化的な価値のある庭園について、テナントの撤退以降も無料開放を継続され府中市の観光行政に寄与しており、府中市としても観光資源一つとして維持管理していく必要があると考えている。」という趣旨答弁がありました。  更に、市長から「府中市のランドマークである恋しきを維持していかなければならないのは大前提であり、市としてもそれだけの価値があると思っている。今後は、運営会社協議をしながら、一日も早い再開利活用に向けて、市としても取り組んでいきたい。」という趣旨答弁がありました。  8款土木費について、分科員から「道路改良工事費9,700万円の補正について、当初予算に比べ何がどのように変更となり、この補正に至ったのか」という趣旨質疑があり、担当課長から、「6月議会での総合整備計画変更決議にあせて、今年度の橋梁工事及び橋梁工事に影響する阿字川の河川護岸道路改良工事不足額について補正をするものである。要因については、平成30年7月豪雨災害対応などにより、広島県と計画変更協議ができていなかったが、この4月に協議が整い、5月に回答を頂いたことによるものである。」という趣旨答弁がありました。  ほかにも質疑がありましたが、質疑を終結し、審査を終了いたしました。  以上、まことに簡略ではありますが、建設分科会における審査概要を申し上げ、報告とさせていただきます。 ○委員長大本千香子君) 各分科会報告が終了いたしました。  休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前10時13分 休憩                午前10時14分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~委員長大本千香子君) 再開いたします。  これより総務文教分科会報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、総務文教分科会報告に対する質疑を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~委員長大本千香子君) 続いて、厚生分科会報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、厚生分科会報告に対する質疑を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~委員長大本千香子君) 続いて、建設分科会報告に対する質疑に入ります。  質疑通告がありますので発言を許します。  土井委員。 ○委員土井基司君) 委員長のお許しをいただきましたので、建設分科会報告について質問させていただきます。  報告の中で、恋しきの庭園について、歴史的・文化的な価値が高いという報告がありましたが、恋しきの建物は国の文化財に登録されています。一方で、庭園について特に行政的に何か指定されているということはない。その中で建物が一部崩壊しそうだという指摘もあったと思うが、文化財である建物より、そうではない庭園の方が歴史的・文化的価値が高いとして整備することについて、分科会でどの様に議論されたか、お伺いします。 ○委員長大本千香子君) 建設分科会山口主査。 ○建設分解主査山口康治君) 建物については、国の登録文化財に指定されているが、庭についてはどうかというような質問分科会ではございませんでした。 ○委員長大本千香子君) これをもって、建設分科会報告に対する質疑を終結いたします。  以上で、通告による質疑は終了いたしました。  これをもって、各分科会報告に対する質疑を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~委員長大本千香子君) これより本案に対する討論に入ります。  討論通告がありますので、順次発言を許します。  岡田委員反対者。 ○委員岡田隆行君) 議案第60号、令和年度府中一般会計補正予算(第1号)について、反対立場討論に参加いたします。  理由は大きく二つの件があります。一件目は、ドローン基地整備補助金500万円が計上されていることについて、これは予算特別委員会総務文教分科会討議を踏まえて反対をさせていただきます。理由は三つあります。一つ目は、分科会の中でも出ましたけど、そもそもなぜ補正予算なのか。本当に必要なら当初予算に計上し、しっかり論議をすべきてはないか。委員外議員として参加された方からも来年度予算でやることで何か弊害があるのかという趣旨質問がありました。私も同感で、弊害はないと私も思います。むしろしっかり検討すべきであると思います。二つ目は、補足説明資料分科会審議の場に出されるということです。本来は議案説明会など事前提案があって当たり前だと思いますし、そのように発言された分科員もいました。本来は他の分科会に所属する分科員にも知らされてしかるべきもの、総務文教分科会の審議でも、ある分科員分科員の多くの質問が無駄になる、考える暇もない、後だしの感がある、そのように苦言を呈された方もいらっしゃるが、私もそのように思います。三つ目は、提案内容的にもやっつけ仕事感が拭えない面がある。例えば補足説明資料ファブラボ開店後半年の概算が出されていますが、補正予算がこれにどのように使われるのか明示されていません。一台数十万円もする3Dプリンターも購入するようですけども、スキャナーなども数十万円、市民の税金を使うわけですが明文化されていないという不備がある。また、利用料の収入が10万円計上されていますが、これは土日を含めて25日の開店となっています。しかも、よく見ると1日の利用者を2人と見込んでいるように見えます。土日10時間開けて2人、あまりにも少ないという面もあります。併せて人件費14万8,000円、これは一人が25日働いた計算となっています。これを子供たちに知らせた場合に夏休みに来るでしょう。一人の人員で対応が間に合うのか、これへの保障がどうなっているのか具体的なものが見えてきません。運営主体が、ふちゅう大学誘致の会となっていますが、これは、NPO法人に申請中――議案説明資料1、つまり事前に私たちに配られた資料1は、この存在は明記されていません。どのような経緯でこれが出されたのか。これも市民に納得してもらう理由が不明と言わざるを得ません。  二件目は、恋しきのことですが、150万円繰り出すことについて、14日の建設分科会討議も聞かせてもらう中で、市民目線に立てばどうしても納得し難いと言わざるを得ません。その理由は三つあります。一つ目は、補正予算の組み方について、急ぎのもので重要なものに限られるはず――果たしてこれが該当するのかどうか、これも分科会でさまざま出ました。二つ目は、運営会社への補助金として150万円組まれていますが、どう考えても当座しのぎ的な感が否めません。根本的にどうしていくのか不明確。三つ目は、恋しきに関しては、今後は府中市として積極的に運営に参画していくと明文化されています。では、これまではどういうスタンスだったのか。あるいは、これからは具体的にどう関わっていこうとしているのか、市民目線に立った場合に理解し難い。  以上のような点で、私は補正予算について反対をいたします。 ○委員長大本千香子君) 続いて、加納委員賛成者。 ○委員加納孝彦君) 議案第60号、令和年度府中一般会計補正予算(第1号)について、賛成の立場討論に参加いたします。  今回の補正予算における問題点としては、先ほどの反対者が言われたように二点ほどあって、それはファブラボ設置の件と恋しきの庭園維持に関する費用だと思っております。  一つ目の課題について、6月における補正予算考え方であり、答弁でもありましたように、従来の考え方としては、新規事業がこの時期に提出されるのは、よほどの事情が必要であるということが、これまでの基本的な考え方であったということであります。しかしながら、現在の激変の時代の中で、取り残されない市であるために、市の取り組みとして臨機応変に必要なものは必要な時期にという姿勢、また、こういう取り組みが必要であるということは明白であると思っております。府中市にとってプラスになるものについては、本当に適切な時期にやっていかないと効果が最大限に得られないというところに関しては、市当局説明に一定の理解を示すところです。例えばファブラボについてですけれども、民間からの提案があったやに聞いておりますけれども、府中市の子供たちが最新の機械に触れ、ものづくりを体験できる場の提供をということであれば、その設置は早いほうが、その分効果があるのは容易に推測できるところです。いわゆるチャンスをつかみに行くというタイミングではないかと判断されたのだと。また、恋しきの庭園維持については、現在、残念ながら稼動できていない建物部分の用途が確定したときに、セットで楽しんでいただくコンセプトを持ち、いつでも皆さんに見ていただけるように整備をしておく、いわゆるチャンスを逃さないための対応であると理解をしております。建物の用途が確定したときに、庭園整備していなかったので、とても見ていただけないものだったということでは、本末転倒ということであります。一刻も早い建物部分活用再開に向けて更に取り組みを、民間とタッグを組んでといいますか、協力をしながら進めていただきたいと思います。  二つ目の課題について、ファブラボ設置に関する準備不足部分だと思います。当初の資料においては、今後の運営方法であったり、人の確保であったり、効果等について不透明な部分も多々ありました。そういった意味での議案質疑通告を皆さん出されていたわけですけれども、それらの多くを補足する資料分科会に提出していただいたということで、その点では、一定の方向性は紙で出てきたことで、答弁を言葉で聞くよりもよくわかる資料であったとは思うんですけれども、質疑通告の――議員の思いが白紙の状態になってしまって、質疑が十分にできなかったというのは残念であったと思います。資料がもっと早く出ていれば、もう少し違った中身の議論ができたのではないかと思うところもあります。ただし、そこと今回のファブラボ設置については、多少の手続きの不備はあったにせよ、府中市の子供たちの未来を考えると早くやった方がいいに決まっております。ここで否決してしまうには、余りにも惜しい事業ではないかと思っております。最終的には道の駅周辺のにぎわいにもつながる事業ということになるのではないかと思いますし、また、答弁の中でも、スモールスタートをやって、とりあえず、あまり風呂敷を広げないという表現だろうと思いますけれども、少し小さな枠で進めておいて、子供たちの反応を見ながらしっかりと大きくしていく、完全に活用していくといったようなことでは、場所の変更であったりとかは、当然、これからはあり得るという答弁もありました。人材の確保についても、スモールスタートで当初の議案資料では、日中も常に開けておくのではないかという書き方もされておりましたが、平日については夕方スタート土日については全日開けておくということで、説明されておりましたので、それであれば、ふちゅう大学誘致の会が、無理のない範囲でこの場所をフルに活用していただけるのでないかと思うところでもあります。  そうしたことから、附帯意見として次の二点を述べさせていただきます。一点目としは、審議するべき資料については、少なくとも議会が始まる前までに提出していただいて、質疑通告内容に影響が出ないようにしていただきたい。二点目については、ファブラボ運営については、まだまだ決定すべき事柄がたくさんあると思っております。詳細な計画等が完成した段階委員会に対して説明していただきたいと思います。加えて、市内の企業、特にドローンを取り扱っている会社であったり、教育機関、小学校、中学校、高等学校または大学に対して広く協力を求めて、オール府中の体制をもってこのフアブラボがスタートが切れるように取り組んでいただきたいということを附帯意見として申し述べさせていただきます。  以上の理由及び附帯意見を付して本議案に賛成します。 ○委員長大本千香子君) 続いて、土井委員反対者。 ○委員土井基司君) 議案第60号、令和年度府中一般会計補正予算(第1号)について、反対立場討論に参加いたします。  補正予算案のうち、予算説明資料の名前では、ドローン特化したファブラボ整備事業観光資源保存活用事業予算書ではドローン基地整備補助金500万円、歴史的資源観光活用補助金150万円、この二つの項目について反対をいたします。  ドローン基地整備補助金については、賛成討論でも反対討論でもいろいろ御指摘があったところですけれども、まず、事業内容がドローン特化しているわけではないのに、ドローンの名前をつけることで、利用、活用する側に混乱が生じるのではないか。また、事業内容も固まっておらず、検討不足であり、拙速の感が否めない。実施予定スペースについて、恒常的に使用ということが前提となっていますので、フリースペースという性格からして、他の利用に支障があるのではないかという疑問点問題点があります。また、歴史的資源観光活用補助金につきましては、先ほど質疑で確認しましたけれども、国登録有形文化財である恋しきの建物、これは公的に歴史的資源であるということが保障されているものと考えられるわけでありますが、それに関連した建造物の修理は置いといて、行政的には歴史的資源として認められていないというか、保障されているわけではない庭園整備を優先して補助金を出すという合理的な理由公金を支出するという根拠が納得できないということであります。建造物の修繕をした上で庭園整備を行うというのであれば理解できるが、建造物については、補助金を出さず所有者に任せて、庭園のみに補助金を出すということですよね。登録有形文化財ですから、文化財については国、地方自治体そして国民にそれを守っていく義務があるわけで、当然、自治体がそれを守るために必要であるということであれば、公金の支出も可能なわけですけれども、株式会社が所有する庭園について、どういう根拠で支出するのかが曖昧である。無料で公開されているという説明もありましたが、それだけで公金を支出できるのか納得がいかないということです。このような疑問点問題点が整理されていない中で、スピード感を持ってという気持ちはわかりますが、6月議会新規事業として補正予算で計上するのは時期尚早と感じるところであります。再検討した上で提起されることを求めるということで反対をいたします。なお、補正予算の他の項目については賛成いたしますので、補正予算案が否決された場合には、速やかに他の事業が執行できるように、直ちに予算の修正を行った上で議会の議決を求めることを要望します。 ○委員長大本千香子君) 続いて、加島委員賛成者。 ○委員加島広宣君) 議案第60号、令和年度府中一般会計補正予算(第1号)について、賛成の立場討論に参加いたします。  主に二点、ドローン特化したファブラボ整備事業観光資源保存活用事業といったものが話し合われているものと感じますけれども、各分科会において十分な質疑が行われたのではないかと思っておりまして、私自身は納得をしているところでございます。特にドローン特化したファブラボ事業ということでございますが、スピード感を持って、また、子供たちにも利活用してもらうように、夏休みの間に是非ともという答弁もいただきました。そうした中で夢を持って、こうしたドローン子供たちも活用できるということであれば、早急に手だてをしないといけないと感じております。また、恋しきにおいても、府中市のランドマーク的な施設であり、将来にわたって存続していかなければならないと感じております。そうした中で、株式会社恋しきは、府中市の方の出資者がまとまって運営をされていると思っております。府中市も出資者であるわけでございます。今までのような連携ではなく、もう少し積極的な連携をしていただきたいという思いがあります。そうした中で、観光ビジョンを早急につくっていただき、その中に明記していただいて、府中市の立ち位置をはっきりしていきながら連携をして、施設の運営をしていっていただきたいと、協力体制をとっていただきたいという思いでございます。いずれにしても、スモールスタートということもございました。方向性が間違ってなければ、小さな一歩ではありますが、進んでいってほしいという思いで本案に対して賛成の立場討論させていただきました。 ○委員長大本千香子君) これにて討論を終結いたします。  これより議案第60号を採決いたします。  本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長大本千香子君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~委員長大本千香子君) 以上で、予算特別委員会に付託された案件の審査は終了いたしました。  委員長報告の作成については御一任願います。  以上で、予算特別委員会を散会いたします。                午前10時42分 散会...